生産動物内科学Ⅱユニット

生産動物内科学Ⅱユニット

教育・実習
生産動物の幼獣(主に子牛)の内科疾病、成牛の消化器、呼吸器および乳房の感染症、ならびに糖、脂質およびミネラルの代謝障害、の教育を行っております。実習は生産動物(主に牛)における基礎的な臨床診断(視診、触診、打診、聴診、内診)、検査(採血、採尿、生検)、治療処置(保定法、投薬法、注射法)を行っています。

卒業論文
幼獣(主に子牛)と成牛で発生している内科疾病の臨床例と牛群における内科疾病のモニター、制御に関するテーマを卒業論文としております。具体的なテーマとしては、「子牛の腸炎、肺炎」、「虚弱子牛症候群」、「牛乳房炎」、「カビ毒(マイコトキシン)」 等に関するものです。

就職先
ユニット所属卒業生のほとんどは、大動物臨床(全国の家畜診療所、開業、家畜保健衛生所、畜産試験場)に勤務して、臨床の第一線で活躍しております。

研究者プロフィール

氏名 生産動物内科学Ⅱユニット こいわまさてる
小岩政照
教授
担当科目 病院実習専修コース 生産動物医療アドバンスコース 附属動物病院実習 幼獣内科学 生産動物内科学実習B 生産動物医療クリニカルローテーション 肉用家畜生産学実習 II 代謝内科学 泌尿器・感覚器内科学
プロフィール 獣医師の使命は,動物の診療と畜産物の品質・安全管理の仕事に基づいて,ヒトの健康を守ることであり,大学を卒業した学生の多くは小動物や大動物の治療を行う臨床獣医師と食品衛生の管理を行う公衆衛生獣医師として働いています。
小動物獣医師はペット動物診療に基づくヒトの心の健康,公衆衛生獣医師は畜産物の品質・安全検査に基づくヒトの食の安全,そして大動物獣医師は産業動物の診療に基づく大動物の健康管理と畜産物の品質管理,人獣共通感染症の診断と防疫によってヒトの健康に寄与しています。すなわち,獣医師の仕事は,ヒトの健康になくてはならない存在です。
私は大動物(乳牛と肉牛)の内科疾病の教育,診療,研究を行っており,主な研究は①子牛の内科疾病の診断,治療,予防,②カビ毒汚染飼料が家畜に与える影響と予防,です。今後も,多くの大動物の診療と研究を行って,学生に対する臨床教育と畜産の発展に貢献したいと思います。
その他(所属・受賞) 準備中
氏名 生産動物内科学Ⅱユニット かわもとさとし
川本哲
准教授
担当科目 病院実習専修コース 生産動物医療アドバンスコース 附属動物病院実習 動物生理学 幼獣内科学 生産動物内科学実習B 生産動物医療クリニカルローテーション 代謝内科学 泌尿器・感覚器内科学
プロフィール この春より着任しました。私は、獣医課程が4年生から6年生に移行する過渡期の6年生獣医ですが、当時の授業カリキュラムと比べて、現在のカリキュラムはすっかり様変わりし、獣医師へのニーズの変化を感じています。
これまで、北海道の畜産試験場で、豚の胚移植による疾病制御やSPF豚の作出、乳牛・肉牛の生産病の制御法に取り組み、計画生産を実現するための家畜衛生や生産病対策に携わってきました。
家畜の生産現場は、経営の大規模化や多様化、防疫や食肉へのニーズなど大きく変貌し、臨床獣医師への期待や求められる要望も変化しています。大学では、この生産現場での変化や要望を学生に伝えながら、学生が現場での問題を把握し、解決する糸口を見つける手助けをしていきたいと考えています。
その他(所属・受賞) 準備中

研究データ

氏名 生産動物内科学Ⅱユニット こいわまさてる
小岩政照
教授
研究テーマ

1.内視鏡による子牛の耳疾患の病態評価と治療法の検討

中耳炎と外耳炎に罹患した子牛に対して内視鏡検査を行って病態を評価すると同時に,内視鏡下による治療法の検討を行った結果,耳疾患の病態が正確に評価でき,従来の治療法に比べ治癒率が向上した。


2.子牛の虚弱子牛症候群(Weak Calf Syndrome:WCS)の病態と制御

WCSの子牛は矮小体型で免疫機能が低下しており,WCSの子牛の出生を制御するためには,分娩前60日間の妊娠母牛に対する栄養蛋白レベルの増加が重要であることが解明された。


3.カビ毒汚染飼料が乳牛の健康に与える影響と対策

カビ毒汚染の飼料を採食した乳牛は下痢と流涎(よだれ),乳量減少の症状を呈し,カビ毒の吸着剤(化石サンゴ)の飼料添加が有効であった。

研究実績

Feeding activated charcoal from bark containing wood vinegar liquid(Nekka-Rich) is effective as treatment for cryptosporidiosis in calves,Watarai.S.,Tana,Koiwa.M.,

共著 J.Dairy Sci.,91,1458-1463(2008)


Dose response to vaginal administration of 1,25-dihydroxyvitamin D3 to cows,Okura,N.,Yamagishi,N.,Naito,Y.,Koiwa.M.,

共著 J.Vet.,174,203-205(2007)


虚弱子牛(Weak Calf Syndrome:WCS)医療の可能性,小岩政照,

単著 家畜診療,55(12),731-736(2008)

氏名 生産動物内科学Ⅱユニット かわもとさとし
川本哲
准教授
研究テーマ 1. 飼料汚染かび毒による家畜の被害予防技術の確立
家畜に給与する飼料は、かびが作る毒に汚染していることがあり、家畜の健康被害や乳肉など畜産物への汚染が心配される。そこで、かび毒検出法の開発や家畜への影響を明らかにし、畜産物汚染を予防するかび毒の制御技術を確立する。

2.乳牛の分娩後に発生する代謝疾病の予防技術の確立
乳牛は、分娩前後に体の代謝が大きく変化するため、代謝異常が多発している。この代謝異常を早期に診断するとともに、代謝異常から発症する消化器病などの種々疾病について、予防する衛生管理法を確立する。

3. 肉牛に発生する肥育病予防技術の確立
肉牛では生産効率を追求するために起こる肥育病と呼ばれる泌尿器病や消化器病が発生している。この肥育病について、生産効率を維持しながら、疾病発生を予防する衛生管理法を確立する。
研究実績 A Mechanism of Excessive Accumulation of Abomasal Gas in Cattle with Displaced Abomasum: From Fluoroscopic Observation of Vagotomized Cattle.
ITOH M, SASAKI N, KAWAMOTO S, YAMADA H and INOKUMA H.
J Vet Med Sci.、73(5):567-71. 2011

• カルシウム化合物を経口投与した乳牛における十二指腸内容物中カルシウムイオン濃度の推移
伊藤めぐみ、大谷昌之、川本哲.
家畜診療、56:p549-555、2009.

• カビ毒:基本的考え方と応用.
川本哲.
検定活用情報誌北海道酪農検定検査協会、Vol6. p1-20、2008.

研究室だより

写真で見る研究室

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修士・卒業論文発表

準備中

下記URLより更に詳しく研究室情報を確認できます。


http://www.rakuno.ac.jp/dep05/sec4/u3/unit.htm

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