獣医ウイルス学ユニット

獣医ウイルス学ユニット 獣医ウイルス学ユニットは、ウイルス学とウイルス性感染症を教育・研究するユニットです。現在、学類学生17名(4年6名、5年6名、6年5名)が所属しております。 主な研究内容は、食糧生産基地北海道を意識して大動物のウイルス性感染症の拡がり、ウイルスの病原因子の解析、ウイルス性感染症の予防法に関するものです。これらの研究を行う上で、免疫を理解することが重要ですので、大動物の免疫機能やサイトカインなどの免疫系調節因子に関する研究も進めています。さらに、伴侶動物の高齢化に伴う腫瘍性疾患にも対応すべく、腫瘍免疫に関する研究も行っています。 これらの研究で得られた成果は、国内の学会や外国で開かれる学会で発表しています。また、多くの人に研究成果を知っていただくため、学会誌(英語、日本語)に誌上発表しています。

研究者プロフィール

氏名 獣医ウイルス学ユニット きりさわりきお
桐澤力雄
教授
担当科目 生体機能・感染病理学実習 生体機能・感染病理学基礎実験 生体機能・感染病理学演習 I 生体機能・感染病理学特論 II 動物ウイルス病学 獣医ウイルス病学 獣医ウイルス病学実習 生体機能・感染病理学演習 II 生体機能・感染病理学特論 I 獣医衛生学B 動物感染症学
プロフィール こんにちは。私は酪農学園大学に勤めて30年目になります。この間、一貫してウイルスに関する教育・研究を進めてきました。
研究テーマについては別掲されていますが、野外の病気になった動物の材料からいろいろなウイルス分離をすることを得意としています。数年前には培養細胞を泡状に変化させるウマのウイルスを日本で初めて分離しました。
現在、ウイルス研究は分子生物学を基盤としているため、驚くべきスピードで進展しています。新型のウイルスが出現しても、ある程度の対策は比較的早期になされる状況です。しかし、知識だけでは十分に対処できません。ウイルスの生態を肌で感じることが大切です。一緒にミクロの世界のウイルスを扱ってみませんか。
余暇は、読書(時代小説)、家庭菜園、そして時間を捻出して札幌ドームで日本ハムファイターズ戦を観戦しています。皆さんも勉学以外に、何か熱中できることを見つけてください。
その他(所属・受賞) 準備中
氏名 獣医ウイルス学ユニット はぎわらかつろう
萩原克郎
教授
担当科目 生体機能・感染病理学実習 生体機能・感染病理学基礎実験 生体機能・感染病理学演習 I 生体機能・感染病理学特論 II 獣医ウイルス学 獣医ウイルス病学実習 生体機能・感染病理学演習 II 基礎演習 I 動物微生物学 生体機能・感染病理学特論 I 循環農法とワンヘルスサイエンス
プロフィール 私たちを取り巻く環境は、微生物が沢山存在します。その中で、生体と微生物の寄生関係は複雑系です。この複雑系の面白さに取りつかれ日々研究しています。皆さんもこの世界で一緒に楽しみましょう。
その他(所属・受賞) 日本獣医学会、日本ウイルス学会、日本免疫学会、動物ワクチンバイオ医薬品研究会、日本野生動物学会、日本腸内細菌学会、臨床栄養学会、日本細菌学会、日本感染所学会、日本畜産学会、獣医疫学会

特許:新規乳酸菌及び新規乳酸菌含有組成物
特許第5610472号
受賞:日本獣医学会・会長賞受賞 1999年

研究データ

氏名 獣医ウイルス学ユニット きりさわりきお
桐澤力雄
教授
研究テーマ 1.ウマヘルペスウイルス1型の病原因子ならびに感染防御機序の解析

ウマヘルペスウイルス1型は妊娠した馬が感染すると流産を起こします。このウイルスが流産を起こす機序と流産を予防する研究を行っています。

2.ウイルス性感染症の疫学的研究

ウイルス性感染症が動物集団でどのような拡がり方をしているのかを調べています。その結果をもとに、その感染症が拡がらないようにする方法を探します。

3.腫瘍のミサイル療法に関する研究

伴侶動物、特に犬の悪性腫瘍を対象に腫瘍表面に出ている腫瘍抗原と結合する抗体を作りました。その抗体に抗がん剤をつけて腫瘍を破壊する研究をしています。
研究実績 Detection of bovine torovirus in fecal specimens of calves with diarrhea in Japan. Kirisawa R., Takeyama A., Koiwa M., Iwai H.

共著 J. Vet. Med. Sci. 69: 471-476. 2007.

Molecular characterization and functional expression of equine interleukin-1 type I and type II receptor cDNAs. Kirisawa R., Hashimoto N., Tazaki M., Yamanaka H., Ishii R., Hagiwara K., Iwai H.

共著 Vet. Immunol. Immunopathol. 109: 219-231. 2006.

Isolation of equine herpesvirus-1 lacking glycoprotein C from a dead neonatal foal in Japan. Kirisawa R., Hosoi Y., Yamaya R., Taniyama H., Okamoto M., Tsunoda N., Hagiwara K., Iwai H.

共著 Arch. Virol. 150: 2549-2565. 2005.
氏名 獣医ウイルス学ユニット はぎわらかつろう
萩原克郎
教授
研究テーマ 1.ボルナ病ウイルス(中枢神経に感染する)の持続感染機序の解明

2.E型肝炎ウイルスの体内増殖とウイルス排除の機序の解明

3.牛の免疫機能の解析

4.免疫賦活作用を有する機能性飼料の開発(有用腸内細菌による免疫賦活作用について)

5.腫瘍免疫(癌転移抑制機序)に関する研究

6.各種病原体の除去ならびに不活化に関する研究
研究実績 1. Hagiwara K, Ando T, Koiwa M. The Influence of Borna Disease Viral Infection on Dairy Cow Reproduction. J Vet Med Sci. 2012 29; 74(4): 419-421.
2. Kanai Y, Miyasaka S, Uyama S, Kawami S, Kato-Mori Y, Tsujikawa M, Yunoki M, Nishiyama S, Ikuta K, Hagiwara K. Hepatitis E virus in Norway rats (Rattus norvegicus) captured arounpig farm. BMC Res Notes. 2012 Jan 5; 5(1): 4.
3. Hagiwara K, Kawami S., Kato-Mori Y., Kubota-Koketsu R., Tsujikawa M., Urayama T., Yunoki M., Takahashi K., Ikuta K. Protective Role of Human Intravenous Immunoglobulin from Influenza A Virus Infection in Mice. The Open Hematology Journal, 2012, 6, 8-11
4. Viral detection by high-throughput sequencing. Motooka D(1), Nakamura S, Hagiwara K, Nakaya T. Methods Mol Biol. 2015; 1236:125-34.

研究室だより

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修士・卒業論文発表

• 岸田 滋史、永原 未悠、加藤(森)ゆうこ、岡本 実、萩原 克郎、OVA誘導炎症マウスにおける腸内細菌叢の違いによる病態変化、第156回日本獣医学会学術集会(岐阜)9月2013年
• 瀧野 祥司1,2、岡村 卓1、吉永 慎1、安藤 達哉3、萩原 克郎、繁殖乳牛におけるボルナ病ウイルス感染とISG発現、第156回日本獣医学会学術集会(岐阜)9月2013年
• 和田 雄治、吉永 慎、萩原 克郎、BDV持続感染ラットモデルにおけるウイルス排出、第156回日本獣医学会学術集会(岐阜)9月2013年
• 玉城美佳、加藤(森)ゆうこ、石井智美、萩原克郎、異なる菌種由来の発酵乳投与マウスにおける免疫機能変化、第117回日本畜産学会学術集会(新潟)9月2013年
• 石井智美 近藤達成 萩原克郎 小宮山博 上原有恒、モンゴル国の馬乳酒製造の現状と特性、第117回日本畜産学会学術集会(新潟)9月2013年
• 秋山道子、能田淳、岸田滋史、萩原克郎、ウイルス含有バイオエロゾルの時空間的粒径挙動、第61回日本ウイルス学会学術集会(神戸)2013年11月10
• 鈴木瑞穂、加藤(森)ゆうこ、浅川満彦、柚木幹弘、生田和良、萩原克郎、NAT法の違いによる野外サンプルからのE型肝炎ウイルスの検出感度の違い第61回日本ウイルス学会学術集会(神戸)2013年11月
• Mai Ishii, Takaaki Nakaya, Katsuro Hagiwara、Potent tumorcidal effect of lymphocytes is induced by NDV infected autologous tumor cell vaccination, 第42回日本免疫学会学術集会12月2013年
• Kato-Mori Yuko, Katsuro Hagiwara、Fermentation metabolites from lactic acid bacteria induced lipid metabolism related gene expressions in macrophage, 第42回日本免疫学会学術集会12月2013年
• 加藤(森)ゆうこ、上平崇、坂井薫、柚木幹弘、岡本実、萩原克郎。変異型クロイツフェルトヤコブ病(vCJD)持続発現細胞プリオン蛋白のマウスへの伝達性。第62回日本ウイルス学会学術集会。2014, 横浜。
• Kishida S., Kato-Mori Y., Hagiwara K., Vaccination of autologous tumor cell infected with Newcastle Disease Virus prevents a melanoma mertastasis in lung. 第43回日本免疫学会総会・学術集会、国立京都国際会館(2014)

下記URLより更に詳しく研究室情報を確認できます。


http://www.rakuno.ac.jp/dep05/sec2/index.htm

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