獣医栄養生理学ユニット

獣医栄養生理学ユニット 獣医栄養生理学ユニットは、栄養素の消化・吸収と代謝、および生体機能の調節に関わる内分泌ホルモンを専門に扱うユニットとして2008年に発足しました。 栄養素の消化吸収とその後の体内動態と利用は生命活動にとって重要な過程であり、その不足や代謝異常は栄養不良や代謝病、生活習慣病などの各種疾患の原因となります。これらの領域を関連させて総合的に理解してもらうことが本ユニットの役割です。 担当科目は主に2年次で展開されており、前期に獣医生理学各論Bと、後期に栄養生理学と栄養生理学実習が開講されます。現在、本ユニットには学部6年次学生6名と5年次学生4名が所属しています。 主な研究内容として、反芻動物であるヒツジの消化管運動の調節機構、消化管ホルモンの分泌調節のしくみ、などについて研究しています。また、消化管腫瘍や乳腺腫瘍の発生のしくみや、その発癌抑制と消化管ペプチドの関連についても研究しています。

研究者プロフィール

氏名 獣医栄養生理学ユニット おながたけのり
翁長武紀
教授
担当科目 研究発表 生体機能・感染病理学実習 生体機能・感染病理学基礎実験 内分泌学 生体機能・感染病理学演習 I 生体機能・感染病理学特論 II 獣医生理学各論B 生体機能・感染病理学演習 II 基礎演習 I 消化生理学 生体機能・感染病理学特論 I 動物形態機能学C 栄養生理学 獣医生理学実習B
プロフィール 私は沖縄県那覇市の出身で、本学獣医学科の卒業生です。自然の中を散策するのが好きで、ヤンバルクイナの森や屋久島を歩き回っていました。北海道に来てからも近郊の山に時々登ったりしています。山だけでなく、川遊びや釣りも好きで、ロッド(竿)も車にいつも積んでいるのですが、最近はなかなか行く時間がありません。
講義では生理学のうち獣医生理学各論Bと栄養生理学を担当していますが、生理学は読んで字のごとくLogic of lifeの学問です。しかし単に動物学の延長としてではなく、病気を理解するための基礎として解説していますので、何より動物個体の科学、あるいは自分の身体のしくみだと思って興味・好奇心をもって学んでほしいと願っています。
その他(所属・受賞) 準備中
氏名 獣医栄養生理学ユニット やすいゆみこ
安井由美子
准教授
担当科目 魚病学 生体機能・感染病理学実習 生体機能・感染病理学基礎実験 生体機能・感染病理学演習 I 生体機能・感染病理学特論 II 毒性学 生体機能・感染病理学演習 II 栄養学実習A 生体機能・感染病理学特論 I 栄養生理学 獣医生理学実習B
プロフィール 私は、北海道大学大学院水産科学研究科で学位を取得したのち、他大学の医学部に勤務し、2010年4月より本学に講師として着任しました。獣医とは無縁の経歴を辿ってきましたので、毎朝、牛を横目に通勤している現在の自分が不思議で面白く感じています。
私はこれまで、発癌モデル動物、主に大腸発癌モデルマウスを用いてその発癌機構の解明や、機能性を有する天然物、もしくは薬剤を用いた化学予防研究をおこなってきました。癌の予防というとピンとこないかもしれませんが、現在、ヒトはもちろんのこと、ペットも高齢化に伴い癌の罹患率、死亡率が高くなっている状況ですから、癌にならないための研究というのも重要な分野となっています。
今後は、消化管ペプチドおよびそれに関連する受容体と大腸発癌について研究していきたいと考えています。
その他(所属・受賞) 準備中

研究データ

氏名 獣医栄養生理学ユニット おながたけのり
翁長武紀
教授
研究テーマ 1.反芻動物の消化管ペプチドに関する比較内分泌学的研究

2.反芻動物の胃運動調節機序に関する研究

反芻動物は胃が複数に分かれており、中でも第一胃という大きな発酵タンクがあるため常に消化管に内容物が流れており、単胃動物と異なる消化管運動やホルモン分泌のパターンを示します。その原因となる神経性およびホルモン性の調節のしくみの違いを調べています。


3.栄養素の吸収と体内動態に関する比較生理学的研究

動物の栄養素代謝はその主食によって異なっており、食物繊維を摂って発酵消化する反芻動物や、炭水化物をあまり摂取しない肉食動物では独特の代謝を行っています。そのような栄養素代謝が異なるしくみを調べています。
研究実績 1) Role of tachykinin and neurokinin receptors in the regulation of ovine omasal contractions. Onaga, T., Oh-ishi, T., Shimoda, T., Nishimoto, S., Hayashi, H. Regulatopry Peptide 173: 64-73, 2012.
2) Role of tachykinins and neurokinin receptor subtypes in the regulation of motility of the forestomach and abomasum in conscious sheep. Oh-Ishi, T.Shimoda, T., Hayashi, H., Onaga, T. Neuropeptides 47: 9-18, 2013.
3) Tachykinin: recent developments and novel roles in health and disease. T. Onaga, Biomolecular Concepts 5: 223-243, 2014."
氏名 獣医栄養生理学ユニット やすいゆみこ
安井由美子
准教授
研究テーマ 近年、いくつかの消化管もしくは神経ペプチドにおいて、抗炎症作用および細胞増殖促進作用といった相反する報告がなされており、非常に興味深く感じています。現在、炎症を背景とした大腸発癌における消化管ペプチドの働きについて研究しています。

2.脂肪酸および味覚受容体と発癌に関する研究

味覚受容体はこれまで舌に存在し、名の如く味覚を感知する受容体として知られていましたが、近年、腸管にも味覚受容体が発現していることが明らかとなり、その作用が注目されています。本研究では、同じく腸管に発現している脂肪酸受容体も含め、大腸癌におけるその受容体の働きについて検討します。
研究実績 Dietary astaxanthin inhibits colitis and colitis-associated colon carcinogenesis in mice via modulation of the inflammatory cytokines. Yasui Y, Hosokawa M, Mikami N, Miyashita K, Tanaka T,

共著 Chem Biol Interact. 193(1):79-87, 2011

Protein expression analysis of inflammation-related colon carcinogenesis.Yasui Y, Tanaka T,

共著 J Carcinog. 8:10, 2009


A lipophilic statin, pitavastatin, suppresses inflammation-associated mouse colon carcinogenesis. Yasui Y, Suzuki R, Miyamoto S, Tsukamoto T, Sugie S, Kohno H, Tanaka T,

共著 Int J Cancer. 121(10):2331-9, 2007

研究室だより

写真で見る研究室

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修士・卒業論文発表

①ヒツジの消化管におけるペプチド陽性内分泌細胞の分布と胃腸館運動に対するペプチド投与の効果
②哺乳動物のアミノ酸代謝酵素の遺伝子変異
③ヒト結腸癌細胞における抗癌剤と天然物の併用によるアポトーシス誘導能の解明

下記URLより更に詳しく研究室情報を確認できます。


http://www.rakuno.ac.jp/dep05/biosciences/PhysiolNutr/unit.htm

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