獣医生理学ユニット

獣医生理学ユニット 2008年度の獣医生理学ユニットは、教員2名(加藤清雄、林英明)、エジプトからの研究員1名(Doaa Kirat、日本学術振興会外国人特別研究員)、6年生4名(男3、女1)、5年生4名(男3、女1)、4年生6名(男2、女4)の計17名で構成されています。 酪農の対象が牛であることから、酪農大学の生理学ユニットとして反芻動物を研究の対象としています。したがって、牛、羊、山羊などの反芻動物を飼養しています。しかし反芻動物の特徴を明らかにするためには非反芻動物との比較を行う必要があり、ラットを中心とした単胃動物も実験に用いています。 研究の中心は、栄養素の輸送を担う各種蛋白質について、その分布、機能、発現調節、疾病との関連性を明らかにすることです。 札幌の観光スポット・羊ヶ丘にある北農研とも共同研究を行っています。 卒業生は、生産動物や伴侶動物の臨床、公務員、民間企業、研究機関など幅広い領域で活躍しています。

研究者プロフィール

氏名 獣医生理学ユニット きたむらひろし
北村浩
教授
担当科目 生体機能・感染病理学実習 生体機能・感染病理学基礎実験 生体機能・感染病理学演習 I 生体機能・感染病理学演習 II 獣医生理学各論A 獣医生理学実習A 動物生理学 生体機能・感染病理学特論 I 動物形態機能学C 獣医生理学総論
プロフィール 1970.4 京都市生まれ
1988.3 京都府立洛西高等学校普通科 卒業
1995.3 北海道大学獣医学部獣医学科 卒業
1996.4 日本学術振興会特別研究員(1999.3まで)
1999.3 北海道大学大学院獣医学研究科博士課程 修了
1999.4 北海道大学大学院獣医学研究科比較形態機能学講座 助手
2002.4 理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センター免疫ゲノミクス研究チーム 研究員
2004.4 理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センター免疫ゲノミクス研究グループ 上級研究員
2010.4 名古屋市立大学大学院医学研究科病態モデル医学分野 准教授
2014.4 酪農学園大学獣医学群獣医学類獣医生理学ユニット 教授
その他(所属・受賞) <所属学会>
日本獣医学会(評議員)
日本実験動物医学会(学術集会委員)
日本分子生物学会
日本肥満学会
American Physiology Society


<受賞>
RIKEN RCAI Outstanding Contribution of the Year 2008
RIKEN RCAI Excellent Paper Award 2009
第141回日本獣医学会学術集会ベストプレゼンテーション賞

<獲得助成金>
獲得助成金28件

<取得国際特許>
白血病幹細胞マーカー/Leukemia Stem Cell Markers
氏名 獣医生理学ユニット はやしひであき
林英明
准教授
担当科目 全学専門基礎特別演習 生体機能・感染病理学実習 生体機能・感染病理学基礎実験 生体機能・感染病理学演習 I 家畜生理・解剖学実験 生体機能・感染病理学演習 II 獣医生理学各論A 獣医生理学実習A 生体機能・感染病理学特論 I 動物形態機能学実習
プロフィール 生理学という幅広い範囲の中で、特に消化管における栄養素吸収と体内における代謝動態という分野で研究を行っています。ウシやヒツジのような反芻動物は第一・二胃において摂取した食物を微生物が分解し、その産物をエネルギーとして利用するという点で単胃動物とはかなり異なった栄養・代謝機構を持っています。
しかし、反芻動物は生まれた時からその様な機構を持っているわけではなく、生まれて離乳するまでは単胃動物と同様にミルクを分解して小腸から栄養素として吸収していて成長に伴って第一胃は発達していき、草のような繊維性飼料の消化吸収機構を獲得します。
このように、反芻動物は成長に伴って消化吸収機構は劇的に変化しますが、その吸収や代謝動態のメカニズムには不明な点が多く残されています。そこで、そのメカニズムを解明するために、単胃動物であるラットやマウスなどと比較しながら実験を行っています。
その他(所属・受賞) 学会:日本家畜管理学会、日本畜産学会、日本獣医学会、家畜栄養生理研究会

研究データ

氏名 獣医生理学ユニット きたむらひろし
北村浩
教授
研究テーマ 免疫細胞、特にマクロファージなどのミエロイド系細胞によるエネルギー代謝制御に注目し分子から個体までのマルチスケールで研究を展開している。現在の主なテーマは以下の3つである。
① 新たなマクロファージ分子群による炎症・生活習慣病制御に関する研究 
② 免疫-エネルギー代謝軸に注目した産業動物の新たな飼養プログラムの開発 
③免疫-エネルギー代謝軸を効果的に調節する北海道産の機能性食材の探索
他に伴侶動物や産業動物の診断・治療のための新たな抗体、遺伝子治療ツールの開発も手掛けている。
研究実績 (最近の主な論文)
Miyai T, Hojyo S, Ikawa T, Kawamura M, Irié T, Ogura H, Hijikata A, Bin BH, Yasuda T, Kitamura H, Nakayama M, Ohara O, Yoshida H, Koseki H, Mishima K, Fukada T. Zinc transporter SLC39A10/ZIP10 facilitates antiapoptotic signaling during early B-cell development.Proc. Natl. Acad. Sci. U. S. A. , 111, 11780-11785, 2014

Shimizu K, Sato Y, Shinga J, Watanabe T, Endo T, Asakura M, Yamasaki S, Kawahara K, Kinjo Y, Kitamura H, Watarai H, Ishii Y, Tsuji M, Taniguchi M, Ohara O, Fujii S. KLRG+ invariant natural killer T cells are long-lived effectors. Proc. Natl. Acad. Sci. U. S. A. , 111, 12474-12479, 2014

Kimura S, Yamakami-Kimura M, Obata Y, Hase K, Kitamura H, Ohno H, Iwanaga T. Visualization of the entire differentiation process of murine M cells: suppression of their maturation in cecal patches. Mucosal Immunol.8, 650-660, 2015

Taguchi K, Okada A, Kitamura H, Yasui T, Naiki T, Hamamoto S, Ando R, Mizuno K, Kawai N, Tozawa K, Asano K, Tanaka M, Miyoshi I, Kohri K. Colony-stimulating factor-1 signaling suppresses renal crystal formation. J. Am. Soc. Nephrol., 25, 1680-1697, 2014

Kitamura H, Kimura S, Shimamoto Y, Okabe J, Ito M, Miyamoto T, Naoe Y, Kikuguchi C, Meek B, Toda C, Okamoto S, Kanehira K, Hase K, Watarai H, Ishizuka M, El-Osta A, Ohara O, Miyoshi I. (corresponding author) Ubiquitin-specific protease 2-69 in macrophages potentially modulates metainflammation. FASEB J., 27, 4940-4953, 2013

Kitamura H, Naoe Y, Kimura S, Miyamoto T, Okamoto S, Toda C, Shimamoto Y, Iwanaga T, Miyoshi I. (corresponding author ) Beneficial effects of Brazilian propolis on type 2 diabetes in ob/ob mice: Possible involvement of immune cells in mesenteric adipose tissue. Adipocyte, 2, 227-236, 2013

Shimamoto Y, Kitamura H, Niimi K, Yoshikawa Y, Hoshi F, Ishizuka M, Takahashi E.(corresponding author) Selection of suitable reference genes for mRNA quantification studies using common marmoset tissues. Mol. Biol. Rep., 40, 6747-6755, 2013

Motomura Y, Kitamura H, Hijikata A, Matsunaga Y, Matsumoto K, Inoue H, Atarashi K, Hori S, Watarai H, Zhu J, Taniguchi M, Kubo M. The transcription factor E4BP4 regulates the production of IL-10 and IL-13 in CD4+ T cells. Nat. Immunol., 12, 450-459, 2011

Saito Y*, Kitamura H*, Hijikata A, Tomizawa-Murasawa M, Tanaka S, Takagi S, Uchida N, Suzuki N, Sone A, Najima Y, Ozawa H, Wake A, Taniguchi S, Shultz LD, Ohara O, Ishikawa F. (*: equal contribution) Identification of therapeutic targets for quiescent, chemotherapy-resistant human leukemia stem cells. Sci. Transl. Med., 2, 17ra9, 2010.
氏名 獣医生理学ユニット はやしひであき
林英明
准教授
研究テーマ 消化吸収・代謝機構の変化や各種ホルモンに着目し、以下の研究を行っている。
1.動物福祉におけるストレス評価に関する研究
2.反芻動物における成長に伴う消化吸収・代謝機構の変化に関する研究
3.反芻動物の唾液中に分泌される各種ホルモンの機能
研究実績 Expression of mRNA for Na+/glucose transporter 1 (SGLT1) and fatty acid translocase (CD36) in the ruminant gastrointestinal tract before and after weaning. H. Hayashi, T. Yonezawa, T. Kanetani, F. Terada, K. Katoh, Y. Obara,

共著 Animal Science Journal 76, 339-344. 2005.

Developmental Changes in the Kinetics of Glucose and Urea in Holstein Calves. H Hayashi, M Kawai, I Nonaka, F Terada, K Katoh and Y Obara,

共著 Journal of Dairy Science 89: 1654-1661. 2006.


Characteristics of developmental changes in the kinetics of glucose and urea in Japanese Black calves: comparison with Holstein calves. Shingu H, Hayashi H, Touno E, Oshibe A, Kushibiki S, Oda S, Katoh K, Obara Y,

共著 J Anim Sci. 2007 Nov;85(11):2910-5. 2007.

研究室だより

本年度より北村が着任いたしました。分子から個体まで広い視野に立って世の中のためになる研究を推し進めていきます。国内外の先端研究ラボと組み栄養・免疫・ゲノムをキーワードに高いレベルで活動していきます。所属学部、学年に関係なく、一緒にリサーチをしたい学生さんは是非獣医生理学ユニットの扉を叩いてください。

写真で見る研究室

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修士・卒業論文発表

①マクロファージに発現する新たな機能分子の炎症・生活習慣病における役割の解明 ②食材由来成分による免疫-エネルギー代謝軸の調節:ヒト・産業動物・伴侶動物への応用 ③ヒツジ唾液内生理活性物質の分泌調節に関する研究 ④ハムスターの冬眠に伴うエネルギー代謝変化に関する研究

下記URLより更に詳しく研究室情報を確認できます。


https://www.facebook.com/RakunoGakuVetPhysiol

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